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メロ・スレイヴ 第一話
2006-06-20 Tue 09:22
「だー。あー、もう。やってらんねぇ。知らねえよもう、メロ・スレイヴの歴史なんて。」
「まあまあ。課題で出たんだから素直に答えておこうよ。」

 戦線離脱を告げるバル=フラインをルームメイトで親友のカムイ=ルーファスが手馴れた様子で引き止める。

「だってよカムカムぅ、万引きがテレビのニュースになるようなご時勢だぜ? 今更あんな歴史掘り返してどうしろってんだよ。」
「や、俺に聞かれてもなあ。」

 バルの言葉は的を射ていた。
 確かにここ数十年、これといった事件もなく平和そのものだった。おかげで街には娯楽があふれ昼夜を問わず賑やかで笑いが溢れている。それが事件と言えば事件なのだろう。それくらいに平和を保っていた。そんな中で育った学生を「メロ・スレイヴの戦争の歴史について調べろ」なんて課題が出てもピンとこないのも無理はなかった。ましてや過去、現実に起きた事実など・・・。

「そんなことより明日の晩飯の献立の方が気にならね?」
「ははっ、全くだ。」

 これにはカムイも苦笑い。

「だろ? つーわけで、よろしく。」
「なんでそこに行き着くんだよ。だいたい今月だけで何回目だ?」
「いーじゃんか、な。頼りにしてるんだから。」
「ったく。じゃ、今週の昼飯はバル持ちな。」
「へ〜い。って今週全部かよ、それは・・・。」
「自分でやるか?」
「・・・分かったよ。」

 カムイから出されたややきつめの条件を渋々承諾する。

 つまりカムイの物を写してくれ、代わりにバルがカムイの今週の昼飯を持つということだ。バルは自分が気に入らない課題はしばしばこうして他人回せにして逃げることがあった。最近は特に。
 バルはカムイからノートを受け取ると手馴れた手つきで写していく。――もちろん丸写しでなく所々のニュアンスの変更や誤字脱字を忘れない。

「じゃ、行って来ます。」
「はいはい、見つかんなよ。」

 そうしてバルは軍事学校の寮を抜け出し、気際う繁華街へ繰り出して行った。

 変わらない日常。平和な日々。それらは後に来る壮大な物語の、文字通り嵐の前の静けさだった。

ついに解き放ってしまった第一話。もう少し丁寧に描写したかったけれど・・・だってもう眠いのなんのって><

このままいくともの凄いドロドロとした話になるんだけれど、いいのかなあ(他人事

ま、モチモチ考えていこう。
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